lo11

下地和彦です。
画像はなんか頭にフッと湧いただけで、内容と全然関係ありません(ええっ?!)

少しずつアーカイブ化を進めております。いやはや色々懐かしいですね…。
まとめ切るにはまだまだ時間がかかりそうではございますけども。
しかし便利だなぁブログ…。以前使ってた時とは大違いだ…。

さて、今回は表題のとおり、「画面比率」の話題です。
画面比率というと、4:3とか16:9とかそんなんですね。
過去、ゲームの画面比率について、ものすごく悩んだことがありました。


himitu_menu04_04

「ないしょ思春期」までは4:3でやってたんですけど、
立ち絵は2人までなら通常の大きさでもなんとかなるけど、
3人ならぶとギュウギュウだったんですよね…。

強引に並べようとすると、「立ち絵」そのものを縮める必要が出てきて、
絵を見せるゲームなのに、見せたい絵を縮めて背景目立たせてどうすんだ! という葛藤が…。
かといって縮めないと
「あ、あたしが後ろに隠れちゃう~」って思うキャラも出てくるだろうなっていうw

自分の場合、
「立ち絵演出」にこだわっていたので、かなりのデメリットを感じていました。

もちろん、モニターそのものの比率のベースデザインが時代とともに変わって、
4:3だと古く感じてしまうようになった、というのもデメリットの一つ。

細かい話をすると、イベントCGの時、
キャラに比べて背景の情報量が多くなってしまう、という部分もありました。
さっき出てきた画像を、4:3にすると…

lo12

こんな感じで、キャラがやや小さくなり、背景を広げる必要が出てきて
書き込む部分が増えてしまうんです。
作業量的な部分と、画面上に見える背景範囲が増えてキャラが目立ちにくい、
というデメリットですね。

しかし、「ほぼA4の紙に描いたものをそのまま画面に出せる」という
4:3最大のメリットもあって、同人誌などの冊子でも書き慣れてる比率。
原画担当にとっても、構図を作る上で最も扱いやすい比率なのは間違いないのです。
なので、一枚絵としてのバランスは4:3のままでも全然問題ありませんでした。

でもそれだと、
「A4全体を使って、4:3きっちりで作ってしまってて、画面が全く動かせない」
というデメリットもありました。
最初から動くことを想定して発注しとけばいいのですが、
後から演出を付け加えたい、となったときに制約があったんです。


イラストCG集ではなくてゲームなので、
やはりその辺りは動かして、演出できるようにしたい。



とまぁ、色々考えた末、
「画面エフェクトと立ち絵演出を最大限利用する、ド田舎ちゃんねる5で比率を変更しよう」
 
となったわけですが、ここでまた、さらに大きな悩みが。
 


それはずばり、

16:9にするか、16:10にするか…

です。 



当時(今もですが)、液晶モニターの比率で16:9のものが多かったこともあり、
大多数のエロゲーが16:9を採用する中、
皆さんご存じのとおり、はむはむソフトでは「16:10」を採用致しました

なぜか?
それは、もうこの一点に集約されます。



「縦が狭すぎぃ!!」



当時、16:9も試してみましたが、
やっぱり、縦がこれだけ縮まっちゃうと、画面に入れるのはもちろん、
作画の段階で原画さんも凄い苦労しちゃうんですよね。
で、おもいっきり窮屈そうに「やっと画面に入ったよー」って絵になってしまいがちという…

さっきの絵を強引に16:9で、同様の内容にしようとすると…

lo13

こんな感じに傾けて、やっと
「キャラがギリギリ頭切れず、パンツ見えて、股間蹴ってる」
という、入れたい情報がすべて入る感じですね。
(外枠に白い部分があるのは、作画されてないからです)

ただこれでも、右の男の子の情報は入りきらないという…
もっと縮めれば入るのだとは思うのですが、それではヒロインが小さくなって
結局4:3の時のように背景の情報が増えてしまう…と。

あとは立ち絵で「身長差」を出したいときに、
殆ど上下出来ない
というデメリットもありました。
男キャラに至っては「頭が常に画面外」になってしまう可能性も。


「そこで悩むのは嫌だな!」


というわけで、
「はむはむは16:10で行こう!」となったわけでございます。

16:10だと、「ド田舎」内で番組放送時に
テレビの画面枠を作っても違和感なかったというのも決定時の大きな要因だったと思います。

ただそれでも、やっぱり4:3の時に比べて上下の狭さはまだ感じていたので、
作画範囲は4:3で、作画の中心部分(重要な部分)は16:10内に収める…という
イベントCGの表示範囲をある程度自由に調整出来るように設計することにしました。
(システム上で、ユーザーが上下PAN出来るようになったのは「ろーらいず!!!」からですが…)


まぁ、あとは16:9だとコンシューマーに移植が楽だっていうメリットもあるんですが、

自分たちはコンシューマーに採用されるようなゲームは作ってない!
って自負があったので、あっさりと16:10を選んだ


というのもありますね! (ま、負け惜しみじゃないもんっ!;;)


今のところ、16:10で演出もしやすいし、見栄えも悪く無いと感じているので
はむはむソフトは、今後しばらくの間も
モニターの新しい比率がベースにならないかぎり、16:10でしょう!多分!


※サンプル絵は16:10用の比率で作画してもらっているので、
 別の比率なら、それに合わせた全く違うの構図になると思います。念のため。



---

以下、頂いたコメントへのレスです。

>自分のプレイしたはむはむ作品でド田舎がベストです。Low-riseがそれに競る感じでしょうか。
ド田舎のキャラの立ち位置をドリフのメンバーに例えていましたが、本当にコントを見ているようで次へ次へとさくさく楽しく遊べました。


ド田舎は本当に計算し尽くして作ったゲームなので、自分としても最も楽しい作品でしたね!
他の作品も、もちろんそれとは別の思い入れがありますが。
「ろーらいず!!!」のお仕事シーンは、ド田舎の番組の息吹を少し感じますねw

ただ…それに売上が比例しないのが、はむはむソフトの悲しさでございます;;
まだまだ努力不足! 頑張らねば!